もう春なのかと思うような陽気が続いています。
ホスピスに入院中の皆様も、最近はよく「春になったら・・・」「暖かくなったら・・・」と、楽しみにされています。
とくに雪国では、春は希望の光。
さて、ホスピスに入院して、症状が落ち着いてくると、
次には「元気になりたい」「自由に動けるようになりたい」という希望が出てきます。
皆様、そのようです。
自分は病気だから、絶対に安静にしている、という方は少数派ではないでしょうか。
自分で自分のことをしたい、いままでのように趣味を楽しみたい、誰かのために何かをしたい、せめて立って外の空気を吸いたい、希望は様々です。
ホスピスでは病状に応じて、リハビリも取り入れています。
もちろん無理はしません。
適度なリハビリは、運動能力の向上だけでなく、痛みや倦怠感の緩和にも有効です。
そして、なによりも皆様からよく聞く言葉は「希望の光が見えてきた」ということ。
今までベッドの上に寝ていた方が、立つことによって視野が変わります。
これは希望の光です。
大きな一歩です。
ホスピスでのリハビリは、そんな希望を支える意味も持っています。