2015年2月25日水曜日

希望の光が

もう春なのかと思うような陽気が続いています。

ホスピスに入院中の皆様も、最近はよく「春になったら・・・」「暖かくなったら・・・」と、楽しみにされています。

とくに雪国では、春は希望の光。

さて、ホスピスに入院して、症状が落ち着いてくると、

次には「元気になりたい」「自由に動けるようになりたい」という希望が出てきます。

皆様、そのようです。

自分は病気だから、絶対に安静にしている、という方は少数派ではないでしょうか。

自分で自分のことをしたい、いままでのように趣味を楽しみたい、誰かのために何かをしたい、せめて立って外の空気を吸いたい、希望は様々です。

ホスピスでは病状に応じて、リハビリも取り入れています。

もちろん無理はしません。

適度なリハビリは、運動能力の向上だけでなく、痛みや倦怠感の緩和にも有効です。

そして、なによりも皆様からよく聞く言葉は「希望の光が見えてきた」ということ。

今までベッドの上に寝ていた方が、立つことによって視野が変わります。

これは希望の光です。

大きな一歩です。

ホスピスでのリハビリは、そんな希望を支える意味も持っています。