ホスピス、緩和ケアに携わる医療者がどんなことに真面目に取り組んでいるのか、
市民の皆様にもご紹介します。
大会のホームページ http://jspm2015.umin.jp/index.html
今年で第20回のこの学会は、ホスピス、緩和ケアの分野では最大のイベントで、
全国各地から緩和ケアに携わる医療者が集結します。
今回の参加者は7800名!!
今回のテーマは「夢をかなえる この20年、そして、あしたへ」
緩和医療は新しい分野ですが、この学会ができて、20年。
この20年間思い描いていた、かなった夢、かなわなかった夢を振り返りつつ、明日に向かって、再び、夢を抱いて進んでいくというイメージだそうです。
どんなことを勉強する学会かは、プログラムをご覧ください。http://jspm2015.umin.jp/pgm/index.html
患者さんの症状(痛み、食欲不振、倦怠感、呼吸困難、泌尿器症状、皮膚症状、口腔ケア)、
精神症状(せん妄、不眠、うつ、不安)、
コミュニケーション、教育方法、家族・遺族ケア、子どものケア、意志決定、倫理的問題、在宅医療
栄養・点滴のこと、抗がん剤の副作用対策、リハビリなどなど・・・
緩和ケアに携わる医療者の関心事は非常に多岐に渡るんです。
当院からの発表
ポスター発表
・「倦怠感・食欲不振に対するコルチコステロイドの有効性の予測因子:多施設観察的研究」
・「コルチコステロイド開始後のせん妄発症の予測因子:多施設観察的研究」 松尾直樹
埼玉県立がんセンター緩和ケア科 余宮きのみ先生と
・シンポジウム「倦怠感を多職種で支える」講演
「がん関連倦怠感をどこまで緩和できるか-緩和ケア医の立場から」 松尾直樹
こんな感じで、当院ホスピスも常に、最新の緩和ケアを提供すべく、日々、勉強をしております。