2014年3月21日金曜日

仏教講話 131回目 人と人とのつながり

冬に逆戻りの秋田ですが、岩手や青森の積雪に比べると少ない方でしょうか・・・

そんな中、昨日、ホスピスラウンジでは恒例の仏教講話がありました。
曹洞宗月宗寺住職 袴田俊英さんに来ていただきました。今回が131回目!!
患者さん、ご家族の参加がありました。
 毎回、心にしみるお話しを本当にありがとうございます。


今回は人と人とのつながり、その空間がとても大事だというお話。
昔は「人間」を「じんかん」と読んだそうです。人にとって、人と人とのつながり、その空間の存在がとても大事です。人は褒められ、高い評価を与えられると、励みになり頑張れます。お互い良い影響を与え、与えられる関係。これが「人間」だといいます。
このような空間は現在の社会で失われつつあるものの一つだそうです。
他の人に良い影響を与えると、必ず自分にも良い影響として返ってくるとのことでした。

ホスピスで働いていると、この袴田さんの講話は身に沁みます。
ホスピスでは、患者さんと医療者のつながり、患者さんのご家族と医療者のつながりがあります。確かに、私たち医療者は患者さんやご家族にケアを提供してはいますが、それ以上に、患者さんやご家族からの、お言葉や笑顔によって支えられるという関係があります。
そう言えば、恐らく、私たち医療者という職業は「ありがとう」という感謝の言葉をいただく機会が圧倒的に多いですね。これは貴重なことです。袴田さんのおっしゃったことは、こういう関係性のことなのでしょうか・・・
医療者間の与え、与えられる空間も大事ですね。スタッフ同士、お互いを認め合える職場でありたいですね。

いや~、考えさせられますね(≧∇≦)
それでは、また。